長男、16歳7ヶ月でした

頭を撫でられるのがとても好きだった
お迎えしたばかりの頃、もっと撫でろと後頭部を押し付けながら仰け反り遂に後ろへひっくり返ってしまった

(多分)初めての地震で固まって動けなくなった
兄妹の中で唯一の男の子、身体だって他の子より大きいのにとても臆病だった

性格も割とおっとりしていたと思う
飛んでいる虫を追いかけ両の前足でぱちんと捕まえようとしたり
机の上の虫にそっと手を伸ばしてみたり
動きが緩慢過ぎて滅多に捕まえられなかった

臆病なので掃除機を使うと真っ先に逃げた
かと思うと威嚇しながら掃除機のヘッドに攻撃したりする
怖いなら大人しく隠れていてくれればいいのにわざわざ先回りして待ち伏せたり…
爪を出して力いっぱい叩いていたようで掃除機のヘッドが傷だらけになった
掃除機を片付けると甘えた声で鳴きながら真っ先に駆け寄ってきたので抱き上げて宥めた

たまに変なスイッチが入って私の腕を掴んで思い切り蹴る時があった
力が強いので、爪を切っていても結構な傷になった

毛繕い中や歩き出した時の片足を上げた姿勢でしばらく固まる事があった

本棚から降りる時、後足だけで体を支えて前屈姿勢になって伸びをしたりと器用なところもあった

布団に入ると必ずお腹の上に乗って寝ようとした

他の子を真似てなのか、後足で立ち体を伸ばして手をかけてきては抱っこをねだった
年をとってからはやはり他の子を真似てか、膝の上からおろそうとすると体を捻り首にしがみつくようになった

洗面所の方から戻るとよくダイニング入り口で待っていて開いた扉と壁の隙間にはまり込んでしまっていた
動けなくなる数日前もやはりダイニングの扉の前で待っていた
抱っこが大好きな子だった、あの時に抱き上げて一緒に部屋へ連れていけばよかったと後悔している

元気な時にあの子の望む事をもっとたくさんしてあげればよかった
いつでも撮れるからなんて思わずにきちんとあの子の姿を残しておけばよかった
せめて憶えている事や思い出せた事を少しずつでも書き残していきたい…